わかっちゃいるけど…やめられる?
2022/04/09
『わかっちゃいるけどやめられない』
よく言われる言葉です^ ^
昔はCMで歌われていたほど(古い)
私の世代以上の人は歌えるのではないでしょうか(笑)
最近特に、ヨガやアーユルヴェーダのレッスン中にもそんな言葉が聞こえてきます。
たとえ、口に出さなかったとしても、心で思っていたら周りにはわかるものです。
それは表情や行動に表れるから。
そして、エネルギーとして伝わってくるからです。
そういう時は、心がもう『NO!』と言っているので、やめられないことや、生活習慣などを直そう、正そうとしても身につくことはないと思います。
仮に、自分の気持ちを無視しで、『体に悪いからこれをやめなければ!』とか、『これをしないと成功しない!』とか、『自分が将来楽になるためにはこの問題を解決しなければ!』と頭で考えて行動すると、心と身体が疲弊してしまいます。
確かにそうよね。
そんなこと、頭では分かっていると言われそうですね^ ^
そうなんです。
頭で分かっていてもやめられないこと、やった方がいいのにやれないことって、心と身体はまだわかってないんです。
そして、人から聞いても入ってこない。
経験していないから。
人は何事も、自分の経験を通してでしか理解ができない。
例えば、身体に悪いけど食べたいものがあって、病気ではないと思っている時は食べるけど、病気になった途端、控えることってないですか?
病気になる前は、頭ではダメとわかっていても、罪悪感を感じながら食べていたりしますよね。そうすると病気の素になって蓄積されてしまいます。
食べる時は毒を入れると割り切って、その後ケアをするなり、調整しながら食べた方が潔いですよね。
カラダに優しい素材で作られたスイーツを『これなら罪悪感なく食べれる♡』と言いながらたくさん食べている女子たち。
食べ過ぎなければ、健康なうちは可愛いなぁと思います^ ^
また、病気になったら、『あの時やめておけば良かった…』などど後悔してみたり。
病は気からという言葉があるように、その後悔を引きずると、更に病気が長引く原因を自分で作り出してしまいます。
病気とは言われなくても、健康診断の結果、糖質を控えないと病気になるかもと診断された時…ちょっと控えようと思いますよね。
けど、数値が戻ったらまた食べはじめる。
安心して元に戻る。という事もあるかと思います。
好きなものほどなかなかやめられないし、苦手、嫌と感じるものほど始められない。
それが人間なんだと思います。
例外なく、みんな同じ。
だから、『私は違う!もっとできる!!』
と自分に抗って頑張らなくてもよいのです。
そして、何かを変えようとしたり、やめようとして上手くいかなかったり、続かなくても、自分にダメ出ししない。
だって、当たり前なんです。
人間なんですから。
人間は完璧ではない。
みんな同じ。
これは全世界共通です。
だから欲もあるし、いろんな感情が出てくるし、人を傷つけたりもする。
自分が気づかないうちに、人を傷つけてしまっている事がある、と知る。
だって、その反対のこともあるから。
ということは、その反対のこともあるだろうと推測するのは自然なことであり、そのことに気づいて、『自分も人も同じなんだ』と気づいていければ、そこを認めていければ、楽になりますよね。
もっと素直に、正直に、自分を大切にしていけたらと思います。
自分を大切にするということは、欲にまみれた心に従って甘やかすことではなく、心と身体が何を求めているかを知ることです。
そこには、周りの人の意見や感想に流されることなく、『わかっちゃいるけどやめられないよね?みんなそうだよね?』という思い込みを捨てて、自分自身、本当はどうしたいのかという声を、静かな叫びに耳を傾けて、心を寄せて行動していくことです。
自分を大切にすることでしか、周りの人たちのことも大切にできない。
自分にないものは与えられないから。
自分を大切にする経験を持って、相手が何を心から望んでいるのか、理解しようという気持ちになります。
全部は分からなくてもいいんです。
分かるはずはないことに、心を寄せていく。そうして人と人は繋がっていくような気がしています。
人は生まれてから歳を重ねていくにつれ、見えている世界だけではない世界があると知ります。
それに気づかせてくれるのが、自分の経験です。だから歳を重ねることは楽しくて仕方ありません。どんどん視野が広がります。
視野が広がることで、いろんな生き物の気持ちや自然の大切さ、全ての人の決断や行動が、ただ『ネガティブな気持ちをなくしたい、幸せになりたい』と思っているだけなんだと感じます。
そうなると、嫌な人や、やりたくないことなどの存在自体が自分が勝手に作り上げているもので、『無いものなんだ』と感じます。
ヨガは『視野を広げる』ことを過程で教えてくれます。
そして、『自分にとっての幸せな心とは?』どんなことなのかに気づかせてくれます。それを自己実現と言われることもあります。
それは人によって違う。
自分が幸せと感じるものですから。
自分の幸せは自分にしかわからない。
言葉にすると想いがずれる時もあります。
心からの言葉を正直に伝えることって難しいです。
そもそも伝えることが必要ではないのに、伝えなくてはいけない時というのは、どちらかというと、想いが通じてない時なのかなと思います。
そんな時は、相手への配慮が重要になるので、伝え上手になるには知恵と経験が必要になってくるなと、現在も修行中です^ ^
そもそも、人に自分を幸せにしてもらおうという気持ちが、ちょっとおこがましいなとも感じています。だって、他の人にもその人なりの幸せに感じることがあるから、自分のために大切な人の幸せな時間やエネルギーを奪うわけにはいかない。
一緒に生きていく、私の周りにいる人たちには、その人が感じる幸せになってほしいと思っています。
その人が幸せに感じることを私自身が理解し、幸せが共有できるような心の余裕を持っていけたらと思っています。
そのためには、『わかっちゃいるけどやめられない』を、『やめたくないことしかやらない!』に変換する。
やめたくないや、好き嫌いは、心が乱れている時に判断を誤ります。
けど、それでも、今そう感じているならそれでいい。だんだんと変わってくるから。
心は変わるものですから^ ^
そうやって、自分の心と身体の幸せが一致してきて、自分が満たされると、人の幸せが自分の幸せになってくる…自分と人の幸せが同じになってくる。
そんな風に毎日を生きています。
そう考えると、猫は本当にスゴいです。
猫は、『わかっちゃいるけどやめられない』はありません。わかってないからやっている。わかったらやらない。です。
美味しそうなにおいがする人間の食べ物も危険を感じたら食べません。
または、食べてお腹こわしたら、二度と食べません。
それが本能なのだろうと思います。
本能で自己を大切に守っている。
頭でいろいろ考えていたら、こんなにカラダが柔らかくはならないですよね(笑)
猫は人間より賢いです^ ^
そして猫は本能で私を優先的に大切にしてくれている。それを全身で感じます。
うちの大切なネコたちが、愛を持って教えてくれています。
そして、子供も同じではないでしょうか?大人より賢い。
猫と同じ感覚です。
だから、親より子が賢い。
そして、本能で両親が喜ぶことを覚えて見守ってくれている。愛しかないです。
そのまま大人が余計な手を加えず育ってほしい。と願います。
子供には子供の、大人には大人の、経過しないといけないことがあるはず。
大人は子供に還っていく経験を今しているのかなぁと私は思っています。
そのことはまた次回に。
『わかっちゃいるけどやめられない』を
『やめられないないけど、心底楽しい!これが自分の今の幸せだ』と自分で納得していると、あまりそこにこだわりがなくなってくるなぁと、感じる今日この頃。
心からそう感じていると、『今やっていること全てが心底楽しい!』と思える日々になってくるかも♡
そんな日々を皆さまと共に感じられるサロンになれたらいいな( ´ ▽ ` )と本気で思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました♡