薬草オイルの神秘
2022/03/22
Salon rreのアーユルヴェーダトリートメントに使用している薬草オイルは自家製です。
だいたい、週に一度のペースで作っております。
その週に来られる方の体質やお好みに合わせてお作りします。
初めての方は、どの体質にも合うバランスの取れたオイルをご用意し、当日診断後にさらに必要なオイル、ギーなどを混ぜて使用します。
私自身も、プライベートで薬草オイルを毎日使っています。
だいたい、朝、シャワーを浴びる前にアヴィヤンガを(全身に薬草オイルを塗布)したり、夜、クレンジングや整肌代わりに使ったりしています。
特に『毎日やる!』と決めていないので、気が向いたらアヴィヤンガを行いますが、とても気持ちいいので、ほぼ毎日行っております。
朝やる気が起こらなくても、仕事中休憩があればその時に行ったりもしています。
不思議なことに、ただオイルを塗るだけなのですが、手が触れたところが癒されていくのが瞬時にわかります。
薬草オイルを作り始めてから、今感じていることは、本当に乾燥知らずになりました。すごい乾燥肌だったのですが、効果テキメンです。
特に手のひらは、冬になるとカサカサしたり、あかぎれになったりしていましたが、それも気がつけばなくなっており、ハンドクリームが手放せました^ ^
お顔も薬草オイルのみです。
腰や膝などの痛みにも優しく塗るだけで回復しています。
〝魔法のオイル〟とはこのことかと思います(o^^o)
ただ、魔法となるには、オイルと触れる手の温もりがセットとなります。
薬草オイルが持つ、薬草の効能もさることながら、自分の身体に優しく触れることが、身体への労わりとなり、心身共に癒されていくのだろうと感じています。
人に触れていただくのも心地よいのですが、〝自分で自分を触る〟ことが、最も身体が喜ぶことではないかと思います。
そして自然と自分の身体に感謝の気持ちが芽生えてきます。
薬草オイルは、水溶性と油溶性、両方の性質があるため、骨の髄まで沁み込んでいくと言われています。
感触もその方に合わせて調整できるのですが、肌に沁み入る感覚がなんとも言えない心地よさです。これは、技術、テクニックを超えた感覚。外からの刺激よりも大切な内側の癒しがあります。
身体が喜ぶものはどんどん入っていくのだなぁと感じます。そして身体と心、真髄が繋がっていく。一致していく感覚です。
アーユルヴェーダのアヴィヤンガという施術は、全身に薬草オイルを沁み込ませていくためのマッサージです。
身体に流れているエネルギーに寄り添って優しく滑らかに気の巡り、血の巡り、水の巡りを整えます。
そのため、施術をするセラピストの巡りが整っていることと、セラピストの集中が施術の気持ちよさに繋がります。
前回のヨガと運動の違いでも記述したエネルギーのグルーヴ感を施術中にも自分を越えて感じております。
それは特別な事ではなく空気感というのでしょうか…日常に溢れている人の優しさ、温かさを肌に触れる事によって体感する感じです。
人と人との一体感。
自分の手から相手の身体に流れるエネルギーの共鳴が感じられて、結果お互いに心地よい時を過ごせる。
それが、回を重ねる毎にだんだん合ってくるのです。それがお互いに分かり合えるのが至福の時です。もちろん、そこに言葉は必要ありません。ただただ至福のエネルギーが溢れて流れています。
セラピストの手とお客さまの身体で行われる、心地よいエネルギーの循環を深いところで潜在的に感じられると、〝なんだか気持ちよい〟になり、深い眠りについていただいたり、瞑想の様な状態になられる方もいらっしゃいます。
そんな時は私も、同じ状態になっております^ ^
〝気持ち良いと感じることに理由はいらない〟考えたくないですよね^ ^
純度の高いオイルと、純粋なセラピストの心、姿勢により、お客さまの芯まで届くアヴィヤンガを行っていけるように、日々自身を整えていければと思っております。
筆山のSalon rreにて、薬草オイルを作り始めて経験した自分の内と外の流れ。一体感。誰かに教わってできるものではなく、自分が体験して感じること。
これは私にとってかけがえのない経験です。
この経験は自分一人ではできない経験であり、日々来てくださる方がいらっしゃってこそです。
来てくださる方々への感謝の気持ちは言葉では言い尽くせません。
有難い経験を積ませていただいております。
これからもここで培った感覚を大切に、サロンに来てくださる方との出会いを大切に、日々精進してまいります^_^
最後まで読んで頂き、ありがとうございました♡