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カトウについて①

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カトウについて①

カトウについて①

2022/08/16

本日から、Salon rreは月曜日に加え、火曜日も定休日とさせていただきます。

 

アプリ会員様には2ヶ月ちょっと前から告知はしていたのですが、今日からそうなります。

 

その理由も、いつも来てくださっている方々にはご報告済みですが、うちのカトウに関係があります。

 

 

カトウは、現在ウチにいるキジトラネコのことです。

 

カトちゃんは、ウチにいる4匹のネコたちの中で、最も野生的。

 

外が大好きで自由を愛するカトちゃんは、ご飯を食べに帰ってくる以外はほぼ外に出かけていました。

 

そして時には、鳥やモグラやネズミなどを捕まえてSalon rreの入り口前に献上してくれるワイルドハンターです。

 

首輪をつけても外してくるし、たとえ鈴つきの首輪でも、鈴を鳴らさず走れるので、鳥さんも近づかれても気づかないのでしょう…自然なるネコの本能があらわになっている典型的なネコです。

 

 

そんなカトちゃんを外に出せなくなりました。唯一のご近所様からのご要望でした。

 

カトちゃんがいる時に、ご近所様のお庭の金魚が減っていたという事でした。

 

〝もうカトちゃんを外に出さないで〟

 

と切に訴えてこられました。

 

あ〜とうとう、この時がきたか…という感じでした。

 

 

カトウが食べたかどうだか、事実は分かりませんが、絶対食べてないとは言い切れない。むしろ、カトウなら食べても不思議ではないなと…何とも言えない気持ちでした。

 

今分かっていることは、金魚が減っていることと、ご近所様が不快な思いをされていること。

 

私たちが気づかない間にずいぶんと嫌な思いをさせてしまった事に違いない…。

 

 

その日の夕方、カトウが夜ご飯を食べに帰ってから、ネコの自由に入れる小窓の鍵を閉めて、外に出られないようにしました。

 

その夜はカトちゃんの切ない鳴き声と小窓にドンドン体当たりする音で眠れませんでした。

 

その当時はポチ(うちの最新の仔猫)の4時間おきのミルク生活がやっと終わって落ち着いた頃だったので、今度はカトちゃんの番か…という感じでした。

 

他のネコ達も、もれなく出られないので、いつもと違う感じを受けながらも、カトちゃんに寄り添っているようでした。

 

ところが、明け方、うとうとしている間に、カトウが小窓を突き破り、脱走していました。もれなくマリアも出かけておりまた。

 

小窓の鍵は壊れ、呼んでも近くにいる気配はなく、おそらくご近所様のところかなと思い、急いで伺いましたが見当たりません。

 

その時にご近所様の金魚達ともご対面をしました。

お庭の石をくり抜いて造られた水槽に網が張られていました。

 

気さくにいろいろとお話ししてくださり、金魚やメダカ、植物や野菜も丁寧に、とても大切に育てられている姿に、思わず涙が溢れました。

 

〝老後の楽しみなのでね〟と話されており、その楽しみを奪うわけにはいかない。安心して過ごしていただきたいと心から思いました。

 

私たちだけが楽しく心地よく幸せで、周りが不快な想いをされているなんて、本当の幸せではないし、あり得ない。その時点で皆、幸せではない。

 

私たちはみんな、知らない間に人を傷つけていることがあります。

思い通りにいかないこともある。

それが人生です。

 

でも知ってしまった今、私にできることは、カトウを外に出さないこと。

 

この山の空気はこの山に住むみんなの気分でできている。

 

それは生きとし生けるもの全てのエネルギーの調和によって生まれているものなので、身近にいる人が不快な思いを抱いているということは、この山全体のエネルギーが変わり、そしてそのエネルギーが波及して高知の、日本の、世界の、地球の、宇宙の波動が変わっていくこととなる。

 

人だけではない、全ての動物、植物がこの空間の空気となっている。

 

なので、ご近所様の不快は私の不快なのです。その不快の原因を作ったのは私。

本当に申し訳なく思います。

 

 

一方で、カトウの事も想っておりました。

 

カトウの気分はどうなる?

 

これは、カトウにとっての因果応報なのだろうけど、カトウにどうして外に出てはいけないのかは説明しても理解するのは困難だろうし、本能的にこの先出られないことに耐えられるのだろうか?

 

とても可哀想なことをしてしまう事になる…不自然極まりない。

 

ここは、人は住んでるけど人だけの世界ではない。

 

人のエゴでその他の動物が排除されることが許されていいのか?

 

人もネコも同じ。特に区別することなく過ごしてきており、もう既に分け隔てがなく、正直、自分が飼い主とも思っていない。共存している仲間である。

 

これが、人間だったらどうなっているのだろう?

 

自分にそんなつもりはなくても周りに迷惑をかけていたり、社会に適応できない人は少なからずいるだろう。私もそのひとりであります。だから今があります(笑)

 

それもまたよしですが、人本来の生き方をしようとすると自ずとそうなるのだろうか?

 

カトウもただ、ネコらしく生きていただけなのに…

 

しかもカトウだけが出れない。

他のネコは出てもよいとされる。

あの場所にさえ行かなければ、外に出られる。でもカトウはあの場所が気に入っている…ムズい、難し過ぎる…。

 

 

そして私の心配をよそに、お昼過ぎには何事もなかったかのようにカトちゃんがふらっと帰ってきました。

 

『あ〜良かった!』泣。

 

もう、寅さんです。フーテンの寅さん。

私は妹のさくらの心境でした。

 

もう2度と会えないかもと思っていたので本当に帰ってきてくれて良かったと思いました。…が、もう2度と出られない。

 

カトちゃんはここにいる限り、もう外には出られないという現実。

 

それがこのネコにとって、そして私にとって何を意味するのか…

 

 

物語はここから始まります(笑)

前置きが長過ぎ!!笑笑

 

 

長くなるので今日はここまでです。

次回は、〝カトちゃんの大冒険〟をテーマに綴りたいと思います。

 

私たち人間とカトちゃんや他の3匹のネコ達との連携、そしてどのような形で共存していくのか…乞うご期待です(笑)

 

 

火曜日をお休みにしたのは、Salon rreのある、この建物すべてのお店が開店する日なので、カトちゃんがいとも簡単に脱走できてしまうから。

 

お客さまやスタッフの方々の出入りで、カトウが出て行くことを懸念して、皆さまが気を遣われる事となるのも申し訳ないですし、私自身、お客さまにも集中できず、ご迷惑をおかけする可能性もありますので、火曜日は2階にカトウにいてもらい、私と共に過ごすことになりました。

 

ですので定休日とはいえ、私はお店におります。

 

その日は私の自主練の時間とさせていただきます。

 

自分を磨き高めることでSalon rreに来てくださる皆さまのご健康とご多幸を少しでもサポートできますように精進して参ります♡

 

そして、こんな事でもなければ、今まで外に出っ放しで手がかからなかったカトちゃんと共に過ごすことはなかったので、カトちゃんにたくさん愛の注入をしていきたいと思います^ ^

 

 

ネコに振り回されとるやん!

ネコ中心の生活やん!!

 

と、友人には言われておりますが、確かにそう見えますよね(笑)

 

でもそれがええねん♡(なぜか関西弁)

喜んでやっておりますねん(また出た!)笑

 

 

でもほんとはね、

ネコが人間に振り回されているんやで。

 

という事に気づいてな、みんな。 

 

という、ネコの声が聞こえとります^ ^

 

 

日々、寄り添ってくれているネコ達に感謝の気持ちをこめて♡

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました^ ^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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