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続けた先にあるもの

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続けた先にあるもの

続けた先にあるもの

2022/05/24

最近、もうかれこれレッスンに来られて5年目ぐらいになろうとされている方から、

 

『なかなか上達しなくてすみません。』

 

というお言葉をいただきました。

 

 

その方は、時々、その様なニュアンスのことを言われます。

 

 

〝あ、そう思われているんだな〟

 

といつも思います^ ^

 

 

全然すみませんでもないお話です。

 

 

ただ、本当にそう思われているのであれば、こんなにも長く続かないのでは?という気がしています^ ^

 

ですので、そう思いながらも続けて通ってくださって、本当に有難いです♡

 

 

ふと、自分の事を思い出していました。

 

昔、私はピアノを習っていました。

 

どうして習っていたのか記憶にないぐらい前から習っていたのですが、自分から習いたいと言ったのか、親に勧められたのか、分からないまま、気がついたら毎週通っている、という感じでした。

 

そんなまま、高校3年の受験の前まで続けていました。

 

なんでここまで続けられたのかというと、最後に出逢った先生が好きだったからです。

 

その先生は、小学6年生の時に親の転勤で引越した時に、新たなピアノ教室にいらっしゃった方で、その先生が結婚されてお子さんを出産される時にそのピアノ教室を辞められたのですが、その時までお世話になりました。

 

その時が、私が高校3年の時でした。

 

その先生が辞められた後、私もピアノを辞めました。

 

受験を理由に辞めましたが、本当はずっと前から、この先生が居なくなったら辞めようと思っていました。

 

その先生は、ピアノの合間に思春期の私の相談事を聴いてくれたり、お話も楽しくて、大人として扱ってくれて、普段学校などでは出会わない素敵な方でした。

 

 

発表会も他の生徒さんとのコラボをさせていただいたり、大人に混ざってリサイタルに参加させていただいたり、未熟な私にいろんな経験をさせてくださいました。

 

 

途中、母親からは、

『こんなに長く習っているのに基礎の練習ばっかりで全然進歩がない。有名な曲は教えてもらえないの?』

 

というようなことも言われ、それを先生に伝えたらしく、最後の方は有名な(苦笑)、一般的なクラシックの曲を練習していました。

 

今考えたら、先生には先生のお考えがあってのことだったろうに…と思い、申し訳なく思います。

 

普段から家であまり練習をしていなかったので、基礎が充分に足りていない状態なのに。

 

でも、確かに発表会以外でも、いろんな曲を弾きたい!と思う気持ちはありました。

 

そうして、曲を多めに練習することになったのですが、難しい曲になればなるほど、〝やっぱり基礎が大事〟と思うようになりました。

 

〝基礎がままならないうちは、応用も本気で楽しめない。〟

 

私がピアノを学んで良かったなぁと思ったことは、この事を身を持って感じられたことです。この経験が今の私を支えています。

 

『じゃあ、、いつまで基礎をやってればいいの?』なんて、思いますよね?

 

 

きっと、ずっとなんですよね。

 

 

何度も何度も繰り返し繰り返し、ただただ行うこと。

 

その先にあるものなど考えもせずに。

 

その先にあるものを期待しない。

求めない。

時間がかかっても、ただひたすら続ける。

 

 

そうしたらある日突然、難しい曲も弾けるようになってた。

 

 

あれ?自分の手が自分の手じゃないみたいに動く動く…身体が記憶している…もう何も見なくてもいい。

 

 

その時初めて、ピアノが本気で楽しいと思いました。

 

 

上手になったとか、上手になりたい。

曲が弾けるようになりたい!

ではなかったのです。

 

今、この瞬間、弾いていることが楽しい。

 

 

ずっとずっと、どうして続けているのか分からなかったピアノでしたが、最後にこの気持ちに気づけたことが大きかったと思います。

 

 

ずっと真剣にのめり込んでいたわけではないですし、その後の仕事などに結びついてもないし、秀でた才能があったわけではないのですが、ただただ続けるということで、単なる忍耐力とかではない、その先の結果を求めない、瞬間瞬間を楽しめる力を与えてもらった気がしています。

 

私は全くもってわがままで、決して良い生徒ではなかったのですが、いつも私がやりたいように、やりたいことを忍耐強く、大きな優しさで教えてくださった、その先生に感謝しています。

 

 

そうして今、私にはヨガがある。

 

時間の長さでいうと、ピアノよりも遥かに長くヨガを続けています。

 

上達?

そんなものを見ているとキリがないです(笑)

 

上手くあろうとしない。

あるがままに。

 

あと、気をつけていただきたいのが、

『上達しない』と思えば思うほど、その方向に向いてしまいます。

 

自分で自分をその気分でコントロールしているのです。自己暗示です。

 

自分で勝手に決めつけて自爆しているのと同じです(笑)

 

その気分は手放していいものです^ ^

今すぐに。

 

 

ヨガを始めるきっかけは、人それぞれ、様々です。

 

何がきっかけであるにせよ、健やかに穏やかに清らかに潔く生きていく事って、一生続けていくことであります^ ^

 

 

表面的ではない輝きが自然と溢れ出る…

 

 

そんなの、一生かかってもそうなっているかどうかは自分ではわからない。

 

 

だから、死ぬまで、この一生を健やかに穏やかに清らかに潔く生ききるために、私はヨガをしています。

 

 

大袈裟なようですが、まあまあ本気です^ ^

 

まだまだ未熟な私です。

だからヨガをして、自分を知っていく。

 

その過程が、たまらなく面白い。

楽しいのです。

 

 

上達しようと思わなくてもいいのです^ ^

結果は後からついてくる。

 

自分の可能性を自分で決めない。

制限しない。

自分の身体を信じて、身体にゆだねる。

 

 

身体の声を聴いて、寄り添う。

ヨガで自分をひとつにしていきます。

 

今この瞬間、ヨガをしている。

 

レッスンを通じて、一緒にこの瞬間を楽しんでいただけたら幸いです。

 

 

ヨガだけでなく、何かに伸び悩んでいたり、続けることに疲れてきた方にお届けできればと思いました。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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